きいろとみどりのひよこ。

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わかりやすく解説します!知っておきたい「著作権」のこと

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こんにちは、キミドリです!

今回は「著作権」についてです。

今やスマホやPCがあれば、誰でも簡単にインターネット上で投稿・閲覧ができる時代。
欲しい情報や画像もすぐに見つかって、とても便利ですよね。
たとえばブログやホームページにイラストを使えば、
見やすくなって個性も出せるので、積極的に取り入れたいところ。


ですがインターネットが簡単に使えるだけに、
うっかり著作権を侵害するような行為をしてしまっていたり…
ということが誰にでも起こりえます。

すごく大事なことなのは分かるけど、なんだか難しそう……

そこで今回は、ネットを利用するすべての人に知ってもらいたい「著作権」について、
できるかぎり簡単にわかりやすく、解説していきます!

そもそも著作権とは?

著作者が自身の著作物をどのように利用するか
これを自由に決める権利を守っているのが著作権。

著作権法という法律で定められていて、著作者の権利を守ることで、
文化を発展させることを目的としています。

著作権は大きく「著作権(財産権)」「著作者人格権」の2つに分類できます。

著作権にも種類があるんだね!

知っておきたい基本のポイントを3つにまとめてみました。

  1. 著作物ってどんなもの?
  2. 「著作権(財産権)」ってどんな権利?
  3. 「著作者人格権」ってどんな権利?


一つずつ見ていきましょう!

 

1.「著作物」ってどんなもの?

著作権法では、下記のように定義されています。

一 著作物 思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。
引用:著作権法 | 国内法令 | 著作権データベース | 公益社団法人著作権情報センター CRIC

簡単に言うと、自分の考えや気持ちを、自分なりに表現した小説や絵画、音楽などが著作物です。
自分で作ったものであれば、うまい下手は関係なく著作物になります。

子どもが絵日記で描いた絵も著作物になるってことだね

著作物の具体例

下記のようなものが著作物にあたります。

著作物の種類 具体例
①言語の著作物 小説、脚本、論文、講演など
②音楽の著作物 楽曲、歌詞
③舞踊又は無言劇の著作物 バレエやダンスなどの振り付け
④美術の著作物 絵画、版画、彫刻など
⑤建築の著作物 お寺やお城など、芸術的な建築物
⑥地図、図形の著作物 地図、学術的な図面、図表、模型など
⑦映画の著作物 映画、CM、ドラマ、テレビゲームなど
⑧写真の著作物 写真、グラビアなど
⑨プログラムの著作物 コンピュータプログラムなど

絵や音楽のイメージが強かったけど、建築物も著作物なんだ!

 

2.「著作権(財産権)」ってどんな権利?

著作者が、著作物を自由に利用したり、
他人に「利用してもいいですよ」と許可したりできるのが「著作権(財産権)」です。

自分の絵をたくさんコピーしたり、グッズにしたり、
商売をするために欠かせない権利だね。

「著作権(財産権)」に含まれる権利

「著作権(財産権)」は細かく定められた11の権利を束にしてまとめたもの。
著作物を利用するときは、これらの権利を侵害しないように気をつけなければいけません。

①複製権      ⑦頒布権
②上演権・演奏権  ⑧譲渡権
③公衆送信権    ⑨貸与権
④公の伝達権    ⑩翻訳権・
⑤口述権       翻案権など
⑥展示権      ⑪二次的著作物の利用権

たとえば漫画をコピーして売ってしまったりすると、①の複製権の侵害になるんだね。

 

3.「著作者人格権」ってどんな権利?

これは著作者の人格が傷つかないようにするため、いうなれば「名誉を守るため」の権利です。
財産的な価値を守ろうとしていた「著作権(財産権)」に対し、
作者自身の気持ちを守ろうとしているのが「著作者人格権」です

著作人格権に含まれる権利

こちらも同じく細かい権利の束で、3つの権利をまとめています。

権利 内容
公表権 作品を公表するかどうか、
またどのように公表するかを決める権利
氏名表示権 作品に著作者の名前を表示するかどうか、
また本名かペンネームどちらを載せるかを決められる権利
同一性保持権 作品の内容やタイトルなどを、
他人に勝手に変えられない権利

 

ネット上ではこのルールが守られていないことも多く、
転載などに苦しんでいるクリエイターさんもよく見かけます。

気に入ってくれたからこそなんだろうけど、名前も表記せず無断であちこちに使われちゃうとなんだかな……とっても複雑な気持ち

 

著作物を自由に使える場合

ある条件のもとであれば、著作物を自由に利用してよいことになっています。

1.私的使用のために複製すること

自分ひとりや、家族内だけなどの限られた範囲で利用する場合は、作品のコピーが許可されています。

見たいドラマを録画して観たりしてもいいっていうことだね

 

2.図書館などでコピーすること

公共図書館などのように法令で定められている図書館などでは、
利用者から希望があった場合、図書館内の資料などをコピーすることを許可されています。
ただし部数など、コピーする際のルールがあるので、きちんと確認のうえ利用しましょう。

 

3.自分の著作物に他人の著作物を引用すること

ルールを守れば、例えば自分の著書の中に、他の資料の一部を載せることができます。
この記事でも、法律文の一部を引用して説明しました。
引用するためには条件があります。

  • 引用する必然性があること
  • 元の文や画像を改変しないこと
  • 主従関係がはっきりしていること(引用文がメインになってはいけない)
  • 自分の文と、引用した文とをはっきりと区別すること
  • 引用元が示されていること

 

4.学校などの教育機関でコピーすること

先生が授業で使う資料として、著作物をコピーして利用することができます。

 

5.営利を目的とせず、上演すること

入場料や出演料などをもらわず無償の場合は、著作物の上演・演奏・上映・口述(朗読)などができます。

これがダメなら、絵本の読み聞かせなんかもできなくなっちゃうもんね

 

正しくイラストや文章を利用する方法

お金を払って、プロに描いてもらう

依頼をして、クリエイターの方に作成してもらうのも一つの方法です。
例えば自分の要望に合わせて絵や文章を作成してもらえる、ココナラというサイトもあります。
プロのイラストレーターも多く出品していますので、クオリティーの高い絵が見つかりますよ。

coconala.com

私も出品してみようかな…

 

フリー素材を配布しているサイトからダウンロードする

無料でイラストや写真の素材を配布しているサイトはたくさんあります。
こういったサイトを上手に利用して、自分の目的に合った素材を利用しましょう。

ただし、「フリー素材だから自由に保存して使って良い」というわけではありません!
必ず保存元を記載すること、など利用規約に記載がある場合もあるので、
きちんと理解した上で利用しましょう!

自分でつくる

いっそ自分でつくってみるのも一つの手。
もちろん自分が著作者になるわけなので、自由に作品を利用することができます。

簡単にいうけど大変なのよ…

 

まとめ

今日は「著作権」について解説しました。
私自身法律を習ってきたわけではないので、
もしかしたら説明が分かりづらい部分もあったかもしれません。

ただ絵を描いている身として分かることは、
ルールとか罰則とかそれ以上に、
クリエイターの方たちは一生懸命作品に思いを込めて描いている」ということです。

そんな作品を勝手に変えられたり、自分の名前と引き離して掲載されたりしたら悲しいよね

お気に入りの作品だからこそ、しっかり正しい手順を踏んで作品を世に広めてもらえたらなぁと思います!(^^)

 

参考にさせて頂いた書籍・サイト

とても分かりやすく、とても参考になりました。
ありがとうございます!!

書籍

サイト

cozylaw.com

kids.cric.or.jp

www.cric.or.jp