こんにちは、キミドリです!
今回は、色に困ったときに取り入れやすい配色パターン5つと、その配色例のご紹介です!
- イラストを描くときにいつも同じ色を選んでしまう
- ピンとくる配色が思い浮かばなくて手が進まない
こんなときに配色を考えるヒントになるので、ぜひ覚えておきましょう( ^ O ^ )
説明に使う用語や操作について
配色パターンの説明に必要な用語についてあらかじめご説明します。
「知ってるよー!」という方は読み飛ばしてOKです!
色相・彩度・明度
これらについては、下記の記事でまとめています。
不安な方は、まずこの記事を一読ください( ^ O ^ )
トーン
上記3つの属性のうち、「明度」と「彩度」を合わせて表した、色の系統のことです。
トーンを調整する=明度と彩度を調整する、と考えてください。
▼アプリやソフトでは、カラーサークルやHSBのバーを使って調整します。
(図で使用:アイビスペイント)
ざっくり理解いただけましたか?
- 色相
- 彩度
- 明度
- トーン
この4つをおさえたら、早速配色パターンを見ていきましょう!
ドミナントカラー配色
1色だけ、又は色相環で隣り合う同系色を選び、トーンだけを変えて使用する配色。
統一感が出やすく、イラストのイメージカラーを伝えやすい配色です。
【配色例】暖色1色でまとめる
暖色を使うとあたたかい・やさしい印象に。
【配色例】寒色1色でまとめる
寒色でまとめると、かっこいい・冷たい・さみしい印象に。
【配色例】同系色でまとめる
色相環で隣り合う色は馴染みやすくまとまりやすいです。
一色だけでは少し単調に感じるときに取り入れてみましょう。
ドミナントトーン配色
ドミナントカラーと反対の考え方で、
トーンを統一し、色は自由に選ぶ配色。
トーンを統一することで、色を多く使ってもまとまりやすくなります。
またトーンによって、「やさしい」「落ち着いた」などイラストのイメージを表現できます。
【配色例】明るい色でまとめる
柔らかくやさしい印象になります。
【配色例】中間色でまとめる
グレーを混ぜたような色味に。
落ち着いた大人っぽい印象になります。
【配色例】暗い色でまとめる
こちらも落ち着いた印象に。
全体を暗い色で塗ってしまうとのっぺりと単調になりますので、明るい色を部分的に使用してメリハリをつけましょう。
カマイユ配色
カマイユとはフランス語で「同一色」ということ。
1色だけ使用し、あえて微妙な変化だけで表現する配色。
数あるイラストの中に並ぶと単調な色がかえって印象的に感じる配色です。
【配色例】高い明度でまとめる
柔らかい・優しい・儚い印象になります。
【配色例】低い明度でまとめる
おちついたイメージを与えます。
白い部分とのコントラストが印象的です。
コンプリメンタリー配色
色相環で反対に位置する、補色を使用した配色。
互いの色を引き立て、印象的な配色になります。
ただしまとめづらい組み合わせでもあるので、
一方はアクセントカラーとして部分的に使用したり、
トーンを下げるなどして統一感が出るようにしましょう。
【配色例】ビビッドな色でまとめる
ハッと目をひく印象的な配色に。
【配色例】一方のトーンを下げる
トーンを下げると補色同士でも馴染みやすくなります。
今回は目立たせたい花と目以外のトーンを下げてみました。
【配色例】一方をアクセントカラーとして使う
補色を使うときに一番オススメの方法です。
目立たせたい部分に補色を使うことで、よりそのものが引き立ちます。
無彩色+有彩色
無彩色の黒・白・グレーはどんな色とも相性が良いため、まとめやすい配色です。
【配色例】
黒が入ることで画面が引き締まるという効果もあります。
配色に悩んだときは、無彩色も選択肢に入れてみましょう。
まとめ
今回ご紹介した配色パターンは5つ。
- ドミナントカラー配色
- ドミナントトーン配色
- カマイユ配色
- コンプリメンタリー配色
- 無彩色+有彩色
配色を変えるだけで、イラストの印象がガラッと変わりました!
配色の名前は覚えなくてもOKですが、こんな表現の仕方がある、ということだけ覚えておくと、配色に困ったときのヒントになりますよ( ^ O ^ )
ここでまとめた配色はほんの一部なので、
他の配色パターンも別記事でご紹介していきたいと思います♪